黒豆甘煮を食べたら、ニキビが出るのでしょうか。豆製品といえば、イソフラボンを含んでいます。イソフラボンは、体の中で女性ホルモンと同じような働きをすると言われています。エストロゲンという、女性的な体つきを作るホルモンの働きです。ほかには、美白効果や保湿効果があると言われています。
ニキビのように肌トラブルのある状態から、保湿効果や美白効果ができるなら肌ケアができて改善されるものとして、豆製品はいいものと思えます。洗顔料やニキビケアの基礎化粧品の中でも、イソフラボンが含まれているものは注目されています。
また、黒豆にはサポニンという成分が含まれています。これは、抗菌作用や抗酸化作用、抗炎症作用があるとされています。抗菌は、つまり、ニキビの原因アクネ菌から肌を守ってくれるということですね。そして、抗酸化作用は、肌が錆びることから守ってくれるのです。それから、抗炎症作用です。炎症を抑えてくれるということです。ニキビは、肌の内側で炎症を起こしている状態もあります。赤くなっているときやひどい感想の時がそうですね。その炎症を抑えて肌を正常な状態にしてくれるのです。
黒豆は、ニキビケアになる食べ物といえるでしょう。なので、黒豆を食べたらニキビが出るというのは間違いです。
けれど、黒豆甘煮を食べたらニキビが出るという可能性はあります。黒豆はいいとしても、その調理方法の甘煮の部分が問題なのです。甘煮ということは、甘いお砂糖を使って調理しています。お砂糖は、カロリーが高いものです。そして、糖質です。黒豆甘煮が甘くておいしいからと言ってたくさん食べてしまうと、ニキビの原因になりえます。イソフラボンとサポニンの働きも台無しにしてしまうほどです。
では、どうしたら黒豆を効果的に食べることができるのでしょう。
黒豆は、普通に煮ただけでも美味しく食べることができます。砂糖を必要以上にたくさん入れる必要はないのです。素材のおいしさを楽しみましょう。
それから、粉末をヨーグルトに入れるという方法もあります。ここでもヨーグルトの食べすぎには注意が必要です。
また、今は黒豆のお茶もあります。飲みやすいのと手軽さで、黒豆茶が一番楽な方法かもしれません。
黒豆甘煮を食べるとニキビが出るというのは、本当でもありそうでもないといえます。甘煮の砂糖の量をできるだけ少なくして、黒豆煮のカロリーと糖質を抑えるなら、ニキビの心配はありません。豆製品の成分で肌ケアになります。